西水佳代
兵庫県伊丹市生まれのピアニスト。1987年よりポーランド在住。

2004年から8年にわたり「フリデリク・ショパン全曲演奏」コンサートシリーズを実現。
演奏会は毎年ショパンの誕生日(3月1日)と命日(10月17日)にポーランドワルシャワ郊外のプルシュクフ市にあるマゾフシェ古代冶金博物館のコンサートホールで開かれた。さらに2005年からはショパンがパリで息を引き取った時刻である夜中の2時に追悼演奏会も行っていた。
2004年~2009年の6年間に12回の演奏会でピアノソロの全曲を、2010年~2011年にはピアノ協奏曲2曲、演奏機会の少ないオーケストラ伴奏の作品、室内楽曲および歌曲を演奏した。

2005年にはプルシュクフ市における文化活動、とりわけ「フリデリク・ショパン全曲演奏」コンサートシリーズを評価され、プルシュクフ市長賞「ウルプス・ノーヴァ」を文化部門で受賞。

2010年からは毎年プルシュクフ市の小中学生を対象にクラシック音楽に親しめるようスライドショーを交えてのトークコンサートを開催している。

ショパンのほかににとりわけ好きなのはロシア音楽。2003年にはムソルグスキー「展覧会の絵」とプロコフィエフ「ロメオとジュリエット」を収録したCDをリリース。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は1991年に大阪センチュリー交響楽団と共演して以来の十八番。

現在Chopin's music & stories」アルバム集制作中。第1巻「ポーランド―愛と悲哀」は2012年11月に、第2巻「24の前奏曲―イマジネーションの世界」は2013年4月に、第3巻「踊り―遊びと偲び」は2013年9月に、第4巻「音のファンタジー」は2014年4月に完成。同年9月リリースの「なぜ日本人はそんなにショパンが好きなのですか?」は日本人に人気のあるショパンの名曲10曲が収録され、「Chopin's music & stories」シリーズ作成に至るアーティストの考察やショパンの魅力に触れる入門編最新版第5巻「24の練習曲集 - ショパンの哲学」は今年4月に完成。現在も次のアルバム録音に向けて準備中。

西水佳代は演奏活動以外にもピアノ・日本語教師、ポーランド語通訳、4児の母として地域社会の文化振興交流を図る様々なコンサートやイベントの企画を積極的に手がけている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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